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倶楽部報(2021年春号)

春季リーグ戦に向けて

野球部監督 堀井 哲也(昭和59年卒 韮山高)

2021年04月09日

野球部監督 堀井 哲也

コロナ禍で迎える2年目のシーズンとなりました。三田倶楽部の皆様におかれましても、直接的に経済的打撃を受けている飲食、旅行、運輸に携わる方々、心身共に負荷のかかる医療関係者の皆様はもとより、ご家族を含めた健康への不安、根底から変化したライフスタイル等、様々なご不便と困難を強いられていらっしゃると推察致します。このような状況下での野球部への物心にわたるご支援を心から感謝申し上げます。

また、去る1月27日には卒業を目前にした4年生野球部員の1名が詐欺の容疑で逮捕されるという前代未聞の事件が発生しました(当該部員は同日付で退部措置)。本事案は逮捕の一報と同時に塾当局、六大学連盟と綿密に連携をとりながら、迅速かつ徹底的な部内調査と再発防止策を講じました。三田倶楽部の皆様をはじめ社会全体に大きなご不安とご迷惑をおかけしたことを、この場をお借りして改めて深くお詫び申し上げます。そしてこれを機に、今一度塾野球部の原点に戻り、部員一同、心を一つにして天皇杯獲得に向けて全力を尽くすことをお誓い申し上げます。

さて、本年度のチームの特徴は、比較的野手陣にリーグ戦の経験者が多く残ったチームだと言えます。そのため、例年にも増して投手陣の整備が鍵を握ります。エースは2年秋から投手の中心で経験豊富な森田晃介(慶應・商4)、もう一枚の先発は増居翔太(彦根東・総3)です。ここに本格派右腕の橋本達弥(長田・環3)が加わりそうです。リリーフ陣は右横の長谷川聡太(慶應・経4)、右上の小林綾(松本深志・環3)、左の渡部淳一(慶應・政3)、そして昨秋のクローザー左腕の生井惇己(慶應・総3)といずれもリーグ戦経験のあるメンバーです。一冬超えて成長著しい丸谷浩太郎(國學院久我山・総4)、笠井建吾(明和・経4)の4年生2人がオープン戦で結果を出しており、昨年のフレッシュトーナメントで活躍した田中陸(攻玉社・商3)、宮野凜太郎(慶應・商3)、守安隆将(慶應湘南藤沢・経3)、下級生では谷村然(桐光学園・環2)、森下祐樹(米子東・総2)、駒形凌(慶應・総2)、島津大河(高志・商2)らが続きます。

捕手は昨年春秋六大学ベストナインの主将、福井章吾(大阪桐蔭・環4)が文字通り司令塔となりチームを引っ張ります。控えは内野手からコンバートした強肩でフットワークの良い朝日晴人(彦根東・環3)と守備力のある善波力(慶應・商2)。中澤慎太郎(法政二・商4)、北村謙介(東筑・総3)、宮崎恭輔(國學院久我山・環2)の3人はいずれもパワーヒッターで、代打としても期待がかかります。

一塁手は冬場の徹底した守備練習で守れる目処のついた不動の四番正木智也(慶應・政4)、二塁手は昨年からのレギュラー宮尾将(慶應・商3)が順調です。打線の中心である三塁手廣瀬隆太(慶應・商2)、遊撃手下山悠介(慶應・商3)の2人も昨秋リーグ戦終了直後からコンバートして十分守れる目処がついてきました。副将でチーム一、二の俊足上田寛太(奈良県立郡山・商4)と左の代打の切り札綿引達也(慶應・商4)の4年生コンビがチームを引き締めます。古川智也(広島新庄・環3)は内野はどこでもこなし、小川尚人(三重・環2)は勝負強い打撃でレギュラーの座を狙います。さらには、右では奥村拓馬(慶應・商3)、本間颯太朗(慶應・総1)、左では青木大周(慶應志木・政3)、髙山起(松本深志・総3)と続きます。

外野手は左から、強打の若林将平(履正社・環4)、俊足巧打の渡部遼人(桐光学園・環4)、勝負強く足も速い橋本典之(出雲・環4)の布陣ですが、昨春六大学ベストナインの新美貫太(慶應・政4)、強打の左打者石川涼(興南・法4)、昨春リーグ戦初打席本塁打の萩尾匡也(文徳・環3)、打撃センス抜群の山本晃大(浦和学院・総3)が横一線で続きます。文元洸成(智辯和歌山・環3)は右の代打の切り札、さらに下級生にも長打力は群を抜く栗林泰三(桐蔭学園・環2)、俊足で一塁手もこなす吉川海斗(慶應・法2)、同じく左打者の齋藤來音(静岡・環2)と力のある選手が控えています。

慶應義塾野球部の特徴は、第一に、様々なバックグランドを持った200名近い選手間の激しくもフェアなチーム内競争です。第二に、競争に勝った選手が、部員だけでなく社中の期待と伝統に裏付けられた使命を背負ってひたすら勝利を目指して自己の役割を全うする野球です。第三に、一度試合が始まればチーム全員でベストナインを支える一体感です。今春も神宮球場所狭しと、泥だらけになって、大きな声を出して戦い抜きます。

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