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倶楽部報(2021年春号)

チームの新たな取り組み

野球部助監督 竹内 大助(平成25年卒 中京大中京高)

2021年04月09日

野球部助監督 竹内 大助

三田倶楽部の皆様におかれましては、平素より多大なるご支援をいただいていることに深く御礼申し上げます。未だに終息の見えないパンデミックの中、世の中同様野球部活動におきましても施設利用の人数制限、人数を分けての練習等、これまでの当たり前を今一度見直しニューノーマルなスタイルへと日々変化をしています。

変化という点におきましてはこれからの時代の学生野球を先導していくため、昨年から“アナリスト”という新しい枠組みでの部員の募集を行っております。現在2名のアナリスト部員が在籍し、日々新しい価値をチームに提供すべく奮闘しています。アナリストとはデータや情報の調査・分析を行い伝達することによりチームの勝利、選手の成長に寄与する存在です。したがって神宮球場の舞台に立ちプレーすることはない、選手を裏側から支えるサポートスタッフとなります。昨今スポーツ界においても取得できるデータが多岐に渡り、データを元にした戦略も当たり前となりました。この分析を的確に行うことができる人材を育成することはチームにとっても大きな強みになるとの思いから先述のとおりアナリストの募集を行い、初年度である昨年に佐々木勇哉(立川・政2)、2年目の本年に羽島大貴(慶應志木・環2)という2名が野球部の新しい扉を叩いてくれました。

昨年の佐々木はまさに全てが手探りの状態で、アナリストの役割の明確化を行うところから、スモールスタートではありますが着実にチーム内における価値を見出してまいりました。そこに本年、2年生からの入部となりますが、羽島が加わり、これまでより組織らしくなってきているという手応えも感じつつあります。

この両名はともに高校での野球経験はなく斬新な発想も持ち合わせていることから、塾野球部にとっても新しい風が吹き、選手とも相乗効果を期待できる存在になっているのではないでしょうか。

リーグ戦になれば常にネット裏に陣取りパソコンを抱え、試合の一挙手一投足を逃さずデータとして蓄積していきます。フィールドこそ違えど、選手、マネージャーらと共に戦う彼らにも注目いただけますと幸いです。また、彼らも含め部員一同心を一つにし、天皇杯の奪還に向けて一戦必勝で戦い抜く所存です。

活動する佐々木勇哉君(手前)と羽島大貴君(奥)
活動する佐々木勇哉君(手前)と羽島大貴君(奥)

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