新着情報

ホーム > 戦評 > 第五十四回明治神宮野球大会 決勝 青山学院大を破り、日本一

新着情報

第五十四回明治神宮野球大会 決勝 青山学院大を破り、日本一

2023年11月20日

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
 慶應義塾 0 0 0 0 0 0 0 2 0 2
 青山学院大 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
 
エース外丸が完封勝利を納め 塾高との兄弟日本一で今季を締めくくる

決勝は、今春の全日本大学野球選手権優勝校、青山学院大学との対戦となり、先発の外丸が野手陣の好守にも助けられ、相手打線を散発5安打に抑えて完封、20で勝利し、4年ぶり、5度目の優勝を果たした。これでチームは目標とする「リーグ戦優勝」「早稲田に勝つ」「日本一」を達成、2000年秋季以来、23年ぶりの偉業となった。 

試合は終盤までともに無得点で、緊迫した投手戦が続いた。初回、先頭・吉川が中前安打を放ち出塁すると、続く本間にも中前安打が飛び出す。さらに、廣瀬の鋭い打球が内野安打となり、無死満塁の好機を作るも、後続が空振り三振、併殺打に倒れ、先制点には繋がらない。

リーグ戦優勝に大いに貢献した外丸は青山学院大学の強力打線を前に、堂々としたピッチングを見せる。

しかし、相手投手の好投を前に初回以降なかなか好機を作ることが出来ず、スコアボードには0が並ぶ。

6回裏、二死一、二塁と得点圏に走者を進められるも、中堅手・佐藤駿がヒットになる打球を飛び込んで抑え、この回を無失点に切り抜ける。

外丸の熱投に応えたい打線は8回表、2つの敵失、四球と無安打で一死満塁とする。何としてもこの好機をものにし、得点を奪いたい打線。緊迫した空気の中、本間の選球眼が光り、冷静に押し出し四球を選ぶ。さらに、続く廣瀬がライト方向への犠飛を放ち、この回ついに2点を奪う。

最終回、この回もマウンドに上がったのは外丸。三者連続空振り三振と圧巻のピッチングで締めくくり、2-0で勝利した。守っては、吉川、水鳥、栗林も球際に強いところを見せ、再三のファインプレーで外丸を盛り立てた。

日本一が決定した瞬間、選手らは一斉にマウンドへ集まり、優勝の瞬間を分かち合った。

“Unleash the spirit!” をスローガンに掲げ、日々練習に励んだチーム廣瀬。部員全員の力で、日本一という最高の形でシーズンを終えることができた。

(1年・マネージャー F.A)

 

06-20231120-04
優勝の瞬間を分かち合う選手達

 

【慶 大】
(一) 吉川 3 2 0 1 1 0
(三) 本間 3 1 1 0 1 0
(二) 廣瀬 3 1 1 1 0 1
(右) 栗林泰 4 0 0 3 0 0
(捕) 宮崎 4 0 0 0 0 0
(遊) 水鳥 3 0 0 1 1 0
(左) 齋藤來 4 1 0 2 0 0
(中) 佐藤駿 4 0 0 1 0 0
(投) 外丸 2 0 0 0 0 0
30 5 2 9 3 1
               
【青山学院大】
(中) 中島 3 1 0 0 1 0
(三) 佐々木 4 1 0 0 0 0
(一) 小田 4 0 0 0 0 0
(左) 西川 4 1 0 0 0 0
(遊) 初谷 3 0 0 1 0 0
代打 中田 1 0 0 1 0 0
(捕) 渡部 3 1 0 0 0 1
代打 青木 1 0 0 1 0 0
(二) 藤原 3 1 0 2 0 1
代打 星子 1 0 0 1 0 0
(右) 中野 3 0 0 2 0 0
(投) 児玉 1 0 0 1 0 0
代打 松本 1 0 0 0 0 0
下村 1 0 0 0 0 0
常廣 0 0 0 0 0 0
33 5 0 9 1 2

 

【慶 大】 球数
外丸 9 116 34 5 9 1 0
9 116 34 5 9 1 0
               
【青山学院大】 球数
児玉 5 58 18 5 4 0 0
下村 2 1/3 41 11 0 3 2 0
常廣 1 2/3 15 6 0 2 1 0
9 114 35 5 9 3 0

 

▽本塁打  
▽三塁打 
▽二塁打 
▽三振 慶9  青9
▽四球 慶3  青1
▽犠打 慶2  青0
▽盗塁 慶0  青2
▽失策 慶1  青2
▽併殺 慶0  青1

 

^