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倶楽部報(2026年春季リーグ戦優勝特別号)

主将インタビュー

主将 今津 慶介(総合政策部4年 旭川東高)

2026年06月05日

主将 今津 慶介

49打数16安打、打率3割2分7厘。2本塁打。打点はチーム一の15。ベストナインにも輝き、グラウンドでは常に闘志あふれるプレーを披露。その行動力で見事、チームを「完全優勝」に導きました。

――試合ごとにチームにまとまりができてきたような感じを受けます。
各学年、仲がよく、横のつながりもあって、かつ、各学年の隔たりもなく、風通しのいいチームなったのかなあ、と思います。
今季のリーグ戦を通して、しっかり自分たちの野球、つまり泥臭い野球をやれば、勝てるという自信があったので、それをしっかりコントロールできればいいという感じの雰囲気でした。
これはいける、と思った瞬間は、初戦の立教戦(11-0で圧勝)です。リーグの初戦というのは、一番難しいものです。一番実力を出しにくい。総合力や力関係でたとえまさっていても、それが逆転してしまうということが、往々にしてあります。初戦の入りを、しっかり集中しようということを、一ヶ月前から心がけてやりました。
順調にきて、法政との1回戦で負けましたが、ガクッときた感じはあまりありませんでした。(天覧試合となった)早慶2回戦でも、負けた瞬間は確かに悔しいとは思いましたが、とにかく気持ちを切り替えて行くしかないので、「次の試合に集中しよう」との思いを、皆で共有しました。

――立教戦では、1イニング7点。明治戦、東大戦では4点。法政戦では6点と4点。そして早稲田戦では6点とビッグイニングが多かったですね。
昨秋まで、リードしている状態から追いつかれ、逆転されるという経験を何度かしました。そういった接戦をものにできないという苦い思いをした分、1点リードしていても、次の1点、次の1点と、何点取ってもまだ足りないぞ、という思いでやっていて、そういう意識がチーム全体にあったのがよかったと思います。
アナリストの存在も大きかったと思います。野球ソフトを通してデータ管理がしっかりしていて、まず目標設定として、過去の優勝チームはこのぐらいの数値はたたきだしているという基準を設けていただいて、それを目標に努力していく。試合の中でも相手投手のデータとか、こういう球を狙っていこう、いうことが、リーグ戦を通して顕著に表れてきました。

――新しい方々も含め、多くのコーチ陣に支えられたことも何か変化をもたらしましたか。
各コーチ陣は、分業体制をとっているので、監督の負担が減ったのがよかったのでは、と思います。私たちからすれば、どのコーチに相談すればいいのかが、明確になってきました。指導にも一貫性ででてきたように思います。それぞれのコーチには得意分野だったり、カラーがあるので、それが最大限に活かされているのが、今のチームです。例えば、上田誠さんはピッチャー陣をコントロールしていますし、上田和明さんは、内野守備、小林さんは、全体を見ながら主に走塁と外野守備。それぞれのプロフェッショナリズムがあるので、どちらかというとプロ野球に近い指導体制をとられているのかなと思います。ですので、試合中、監督は勝負に集中するだけという感じでしょうか。

――キャプテンシーを存分に発揮し、個人的にも好成績を残しました。
私の持ち味は、気迫を前面にだしたプレーだったり、声でチームを引っ張ることなので、その背中をみて、ついてきてくれればいいな、と思っています。
個人的にこの冬場に一番やってきたことは、変化球に対するアプローチです。どのチームも変化球で攻めてくるのはわかっていましたので。あとは、チャンスでの集中力ということで言えば、中軸に置いてもらっているので、チャンスでタイムリーだけではなく、なんとか打点を稼ぐことのできるバッターになろう、ということは意識しました。
あまり打順へのこだわりはありませんが、私の前後を打つバッターは気になります。後ろに中塚がいれば、つなごうという意識でいきますし、前に足の速い丸田とかがいたら、その足を活かせるゴロを打とう、とかです。

――全日本大学選手に向けて、イチ押しの選手はいますか。
当たりのでてきた吉野です。彼のポテンシャルは、まだまだこんなものじゃないと思っています。パワーも技術も慶應を代表する選手になれるバッターです。大学選手権でもきっと暴れてくれるのではないでしょうか。
負傷している主砲の中塚をみんなでカバーしないといけないので、右で一番のパンチ力のある一宮にも期待しています。短期決戦というか一発勝負の選手権では、ホームランが非常に大事になってくると思うので、そこには少しこだわっていきたいです。
東京六大学連盟を代表して戦うという意識とある程度のプライドを背負っていかなければなりません。一つ一つのプレーに集中して、慶應のスタイルである泥臭い野球をしていけば、絶対に勝てると思います。

(聞き手:庄司信明 昭和59年卒 九段高)

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