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倶楽部報(2025年秋号)

北海道キャンプ報告

主務 勝野  淳(経済学部4年 慶應高)

2025年09月12日

主務 勝野 淳

主務を務めております、勝野淳と申します。
平素より多大なるご支援、ご協力を賜り、心より感謝申し上げます。

今年度の夏季キャンプは例年同様、北海道旭川市と幕別町で行いました。
春学期期末試験終了後の8月2日から14日まで、涼しい気候のもと、野球に打ち込み、心技体ともに充実した練習を行うことができました。

北海道への移動日となった2日には、各ポジションとオフェンス面で今夏のテーマを定めました。オフェンス面では、今春リーグ戦で課題に挙げられた三振の多さを克服すべく、逆方向へのバッティングやツーストライク後のアプローチについて再確認し、キャンプをスタートしました。

8月3日から5日までの3日間は旭川市スタルヒン球場にて練習とオープン戦を行いました。キャンプ初戦となる西武ライオンズ3軍との試合では、外丸東眞(前橋育英・環4)、水野敬太(札幌南・経2)、渡辺和大(高松商業・商3)の投手リレーと安定した守備により1-0で勝利を収め、ディフェンス力の向上を感じる試合となりました。また、スタルヒン球場内にウエイト場を設営し、下田グラウンドでも指導いただいている鬼頭トレーナーのもと、体づくりにも励むことができました。

旭川市役所への市長表敬では多くの職員様に横断幕と小旗による熱烈な歓迎をいただきました。4年目となる旭川での合宿も年々知名度が高くなり、慶應OBや野球ファンのみならず、旭川市民の皆様に根付いてきたなと肌で感じました。

旭川市から幕別町への移動日には、幕別町にて歓迎のBBQをしていただきました。
幕別町の皆様にも有志で数名ご参加いただき、部員にとって応援していただける方々とコミュニケーションを取れる特別な機会になりました。

8月7日か13日までの7日間、幕別運動公園野球場で練習とオープン戦を行いました。
野球部の活動では1日練習できる日には対外試合を設定し、実戦を行うことが多いですが、幕別期間には丸一日の練習日が4日間あり、チームとして連携プレーを合わせる時間や個人の技術向上に多くの時間を割きました。

また、毎年の恒例となっておりますが、野球場の隣にある陸上トラックでは投手陣が力尽きるまで走り続けていました。私も毎年、投手のランニングに一部参加しておりますが、今年も投手陣のタフさ、ストイックさに脱帽の限りです。

幕別キャンプ中には多くの差し入れをしていただきました。幕別町のジャガイモで作られたポテトチップスやかき氷など、地域の皆様との交流を部員も楽しむ姿が多く見られました。

キャンプ期間、地元の方のご声援を受けながら7試合全勝で走り切ることができました。
野球教室の開催や、地元三田会の歓迎会など地域の方々と交流を深める機会に恵まれました。その中で、慶應野球部がどれほどまでに日頃から応援していただいているかを感じ、それは三田倶楽部員の方々が築いた信頼、伝統によるものだと実感いたしました。心より御礼申し上げます。

9月13日には春リーグ戦で勝ち点を落とした法政大学との開幕戦が迫っています。
4年生はラストシーズンとなりますが、三田倶楽部員の皆様が築いた伝統を引き継いでいけるよう、全身全霊を持って最後まで戦い抜きます。

今シーズンも応援のほど、よろしくお願いいたします。


旭川スタルヒン球場にて
旭川スタルヒン球場にて

旭川市出身 今津慶介(3年・旭川東)
旭川市出身 今津慶介(3年・旭川東)

内野守備練習のミーティング
内野守備練習のミーティング

幕別町での野球教室 村岡龍(3年・慶應)JPG
幕別町での野球教室 村岡龍(3年・慶應)

投手陣ランニング後の集合写真
投手陣ランニング後の集合写真

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