倶楽部報
倶楽部報(2025年秋号)
チームの現状について
助監督 北倉 克憲(昭和59年卒 慶應高)
2025年09月12日

三田倶楽部の皆様には日頃より塾野球部に対して多大なるご支援をいただき、この場を借りまして心より御礼申し上げます。
春のリーグ戦において、塾野球部は5勝7敗2引き分け勝ち点2。7敗のうち1点差が4試合、引き分け2試合と僅差の試合が取れず、5位という悔しい結果に終わりました。1点の重みを思い知らされたシーズンでした。
6月からの練習は、この春のリーグ戦での反省を踏まえ、リーグ戦では何があったのかを振り返ることから始め、試合を決めたプレーを徹底的につぶすことを主眼に取り組んでまいりました。
具体的には、六大学のどこよりもやっていくことをモットーに、まず春季リーグで弱さが見えたディフェンスの強化。大胆なコンバートも行いました。野手はスタート、捕球、握り変えから全力でのスローイング。投手は投げること(強い球と精度)と周辺技術のレベルアップ。
攻撃陣は、ボールを引き付け、短い鋭いスウィングでセンターから逆方向へ低く強い打球を打つこと。また、他校の好投手を攻略すべく、打力だけに頼らない得点力の向上を目指し、一つでも先の塁を取る走塁強化に取り組んできました。
今夏は例年を上回る猛暑でしたが、8月の初めは皆様のご支援もあり、比較的涼しい北海道で2週間充実した練習ができました。その後日吉に帰ってからもぶれることなく課題潰しに取り組み、8月のオープン戦では6月以降積み重ねた練習の手ごたえを感じています。加えて、新戦力の台頭もありリーグ戦を戦い抜く戦力が整ってきました。
今年のチームは4年生のメンバーが少ないことが挙げられます。学生野球は、しっかりした4年生がいるチームが強いといわれますが、最後のシーズンに向け、4年生のメンバー、メンバー外の目の色が変わってきました。彼らのこうした思いと、練習をする、練習をサポートする姿がチームに伝わり、一体感を醸成してきています。
秋季リーグ開幕には、逞しく成長した姿をお見せできると思います。引き続き熱い声援、ご支援よろしくお願いします。