倶楽部報
倶楽部報(2025年秋号)
東京六大学野球連盟
結成100周年記念祝賀会
2025年12月12日
一世紀に亘る歴史を振り返り、新たな100年の発展を誓う
東京六大学野球連盟結成100周年記念祝賀会が7日、東京・丸の内のパレスホテル東京で行われ、各大学の野球部出身者約1000人に、応援指導部の出身者や大学関係者、野球関係者らが加わり、盛大に開催されました。
祝賀会は、東京六大学野球連盟理事長を務める、慶應義塾体育会野球部の加藤貴昭部長(平成9年卒、野沢北高)の挨拶で開会。100年の歴史を支えてきた諸先輩らを称えるとともに、新たな100年に向けて、さらなる東京六大学野球の発展に期待しました。続いて、日本学生野球協会の八田英二会長、日本野球機構(NPB)の榊原定征会長らが来賓の挨拶を行い、球心会の王貞治会長らの来賓のほか、伊藤公平塾長ら六大学の学長、総長が紹介された後、前塾長で、全日本大学野球連盟の長谷山彰会長が乾杯の挨拶を行いました。
歓談の途中、「レジェンド・インタビュー」が行われ、6校の各年代の代表が登壇して、現役時代の思い出や、次の100年に向けた思いなどを語りました。慶大からは、3連覇に貢献した山下大輔氏(昭和49年卒、清水東高)が「若き血に燃える4年間でした」と現役時代を振り返り、今後の東京六大学野球には、「各校それぞれに校風や伝統がある。それに沿った野球をしていってほしい」と語りました。
代わって、結成100周年の節目に主将を務めた、各校の4年生6人が登壇し、卒業後もプロ野球や社会人野球の道に進む思いを語りました。慶大の外丸東眞・前主将(環4、前橋育英高)は「六大学野球でプレーができたことを誇りに思います。その六大学のOBとして、さらに誇りを持ってプレーしていきたい」と抱負を述べました。
その後、会場では、100年間の歴史や、数々の名場面、スター選手の活躍を紹介する映像が流れ、故長嶋茂雄氏らの神宮での雄姿に参加者は見入っていました。最後に、応援団によるセレモニーとしてチアリーダーも交えて六大学各校の応援歌が披露され、参加者は六大学の垣根を越え、一つになって盛り上がりました。
祝賀会は2時間を超え、余韻がまだ残る中、東京六大学野球連盟の山本雄一郎副理事長の挨拶で幕を閉じました。

開会の挨拶をする東京六大学野球連盟理事長の加藤貴昭部長

慶應義塾関係の来賓ら

六校の旗の下で乾杯の挨拶をする全塾長の長谷山彰・全日本大学野球連盟会長

レジェンド・インタビューで登壇した山下大輔氏

卒業後の抱負を語る外丸東眞前主将

六大学各校の応援歌を披露した応援団セレモニー

会場に展示された賜盃や優勝旗

1000人以上が詰めかけた祝賀会場








