倶楽部報
倶楽部報(2025年秋号)
第8回Mature Cupに参加 4年生の団結力を発揮
マネジャー 武藤 有雅(文学部4年 仙台一高)
2025年09月12日

野球部4年マネジャーの武藤と申します。
三田倶楽部の皆様におかれましては、平素より多大なるご支援を賜り、誠にありがとうございます。
春季リーグ戦では、チーム一丸となって戦いましたが、リーグ5位という結果となりました。選手は「自分に何が足りないのか」、スタッフは「チームにもっと何かできることはないのか」、多くのことを考えさせられる結果となりました。それを受け、この夏の期間は、「誰にでもできることを誰にもできないくらい一生懸命やる」という堀井監督の指導のもと、秋リーグに向けてチームの底上げに取り組んでおります。
さて、来たる7月上旬にリーグ戦経験の少ない上級生を中心としたチームで対抗戦を行う「第8回Mature Cup」が開催されました。2試合とも目の離せない熱い戦いぶりで、後輩らは4年生の勇姿を感じることができたのではないかと思います。
初戦の相手は同リーグの法政大学でした。序盤に先制を許すものの、直後に内田瑛介(ウェスト・トーランス・経4)のタイムリーツーベースで1点を返します。しかし、その後は相手の猛攻と、リーグ戦経験のある相手投手の投球の前に1対4で惜敗しました。この日はスタンドに1、2年生が駆けつけ、相手に立ち向かう4年生の背中を見せることができました。
2戦目の相手は桐蔭横浜大学でした。3回に上江洲礼記(小山台・商4)のツーベースを皮切りに、真田壮之(慶應・経4)のヒット、小山春(鎌倉学園・法4)のスリーベースヒット、坪田大郎(慶應・商4)のヒットと打線がつながり、3点を挙げます。さらに4回、上江洲のツーランホームランや権藤大(慶應・商4)のタイムリーが飛び出すなどさらに4点を加えます。投げては強力な相手打線に対し、投手スタッフを含む粘り強い継投で、勝利を手繰り寄せました。そして最後は、有馬孝太(鎌倉学園・法4)、近藤大翔(慶應湘南藤沢・経4)、金岡優仁(慶應・商4)と、途中でチームを支える側に回った学生スタッフで繋ぐ「6-4-3」のダブルプレーで試合を締め、8対5で勝利しました。この試合のスタンドには3年生が駆けつけ、リーグ戦さながらの応援で後押ししてくれました。
4年生の団結力が発揮され、チームにも良い影響が出る大会だったのではないかと思います。それぞれの想いがある中、最後のシーズンを迎えますが、目指す目標はただ一つ、「日本一」です。春のリベンジを果たすべく、部員全員が自らの役割を全うし戦って参ります。
今後とも温かいご声援、ご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
法政大学戦でタイムリースリーベースを放つ内田
桐蔭横浜大戦でツーランホームランを打ち、歓迎される上江洲
2回戦後に全員で撮った写真