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倶楽部報(2025年春号)

2024年度六球会行事報告

六球会慶應義塾大学幹事 小西 孝彦(昭和42年卒 熊本高)

2025年04月11日

○六球会野球大会

2024年12月2日(月)第41回六球会野球大会が秋晴れの神宮球場で新シリーズ初戦の三試合が行われた。 前シリーズ(2018年~2023年)は四勝一敗の明治大学が優勝、我が慶應義塾は三勝二敗で早稲田大学とともに二位に甘んじることとなった。

今回は五年(2024年~2028年)をかけたシリーズの初戦、前回優勝の明治大学との対戦、初参加の広瀬敏行(昭和59年慶應高)、清水英徳(昭和59年早稲田実業高)、新加入の秋山光(昭和61年芦屋高)、松井一夫(昭和61年千種高)ら四名のメンバーが加わり、総勢十七名の陣容で挑むこととなった。

試合は、野尻富太郎投手(昭和58年芝高)が先発、初回は失策による一失点、二回は四球と失策で満塁になったところで松井一夫投手のリリーフを仰ぐ。その代わり端、明治の四番、石塚正信選手(昭和58年日大一高)にレフトオーバーの走者一掃の三塁打を浴び万事休す、最終回も失策で塁を埋められ長短打を浴びるなど合計十失点を献上してしまう。野尻投手は一回被安打2、自責点3、松井投手が三回被安打1、3三振、自責点0、水野英利投手(昭和59年刈谷高)が二回被安打3、自責点3と三者三様の投球内容となった。

攻撃の方は明治の登坂勤投手(昭和57年大宮商高)の巧みなコントロールに翻弄され散発4安打1得点に抑えられ悔しい初戦となった。 唯一、水野英利選手のレフト前ヒットから作った無死満塁のチャンスに蔭山実選手(昭和61年四條畷高)の内野ゴロで1得点上げただけに終わり、その後はチャンスさえ作ることができず悔しい敗戦を味わうことになった。五年前の明治戦では16-0で大勝した、その仕返しをされた形となる。

そんな中でも、島村聖選手(昭和44年土佐高)の俊足を生かしたバントヒット、國岡久資選手(昭和55年土佐高)の幸運なヒット、貴重な一得点のチャンスを作った水野選手の技ありの流し打ちヒット、渡辺光知選手(昭和56年慶應高)のセンター前ヒットなど、劣勢の中での特筆すべき活躍があった。 期待の主砲山下大輔(昭和49年清水東高)と望月敏(昭和49年甲府一高)らが不発に終わり、高打率で打撃好調な渡辺昭一郎(昭和58年安房高)と瀧口斉選手(昭和58年松山東高)も抑えられた。捕手として制球難の投手陣をリードした廣瀬敏行選手、十分な機会を与えられなかった清水英徳選手など、次回は活躍できる存在として期待されている。
応援に徹してもらった岡本隆義氏(昭和46年石神井高)、膝の故障の安田清紀氏(昭和51年湘南高)、中島嗣郎氏(昭和52年慶應志木高)、福田修也氏(昭和52年慶應高)、臼井健二氏(昭和56年慶應高)、秋山光(昭和61年芦屋高)の面々に感謝したい。

六球会発足メンバーの一人、大先輩の増田弘氏(昭和32年慶應高)が寒中、ベンチで劣勢のわが軍を椎野開八郎(昭和42年慶應志木高)とともに最後まで応援、その思いに報いるべく、来年早稲田大学との対戦では勝利をプレゼントできるよう頑張りたい。

試合時間制限のため、四回しか攻撃ができなかったため全員出場の機会が取れず采配苦心の増山治一郎監督(昭和46年慶應志木高)、そして中川啓ヘッドコーチ(昭和42年慶應高)ら八十歳の献身的なバックアップに頭が下がる。

○六球会ゴルフ大会

六球会のもうひとつの行事、ゴルフ大会が春と秋、計画され、秋は雨天のため中止となったが、春は2024年5月8日に入間カントリ―クラブにて四十名の参加の下、開催された。
我が校の参加者は夏目幸生氏(昭和41年慶應高)、小川透氏(昭和41年伊勢高)、鈴木善彦氏(昭和44年千葉高)、播本雄二郎氏(昭和44年慶應高)、宮倉幸史氏(昭和44年慶應志木高)、増山治一郎氏(昭和46年慶應志木高)、山本光介氏(昭和47年慶應高)、安田清紀氏(昭和51年湘南高)、村木昌彦氏(昭和57年時習館高)の九名が参加した。

ベストテン三位に安田清紀氏、五位に村木昌彦氏、七位に播本雄二郎氏、十位に宮倉幸史氏、それに続き十二位小川透氏、二十位夏目幸生氏、二十三位鈴木善彦、二十六位山本光介氏、三十七位増山治一郎氏という結果であった。総勢四十名で争った団体戦は慶應義塾大学が優勝表彰を受けた。 チーム優勝、三位、五位、七位、十位、二十位などの飛び賞、そしてニアピン賞など多くの賞品を獲得、楽しめたゴルフプレイに加え満喫した大会となった。

尚、シニア部門(75歳以上)では、準優勝播本雄二郎氏、四位宮倉幸史氏、五位小川透氏、六位夏目幸生氏、七位鈴木善彦氏、九位山本光介氏、十六位増山治一郎氏と上位に食い込み、団体優勝の原動力となった。

ゴルフ大会参加四十名のうち約45%の十八名がシニアプレイヤーの大会となり、慶應義塾は九名のうち約80%の七名がシニア部門該当者、喜寿越え五人に加え高齢者が奮闘しており、還暦を迎えた若いOBたちの参加が期待されています。


参加者全員での集合写真
参加者全員での集合写真

左から廣瀬敏行、清水英徳、松井一夫、秋山光の初参加の四人
左から廣瀬敏行、清水英徳、松井一夫、秋山光の初参加の四人

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