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倶楽部報(2024年秋号)
第10回次世代育成大学野球サマーリーグに参加
マネジャー 石坂 梨紗(経済学部2年 慶應女子高)
2024年09月13日

マネジャーを務めております、2年の石坂梨紗と申します。
三田倶楽部の皆様におかれましては、平素より多大なるご支援とご声援をいただき、誠にありがとうございます。
8月8日から8月12日にかけて、新潟県にある三条パール金属スタジアム、見附運動公園野球場、新潟市白根野球場の3球場にて、第10回次世代育成大学野球サマーリーグが開催されました。
本大会は、リーグ戦などへの出場機会がない1、2年生を中心にチームを編成し、新潟の地で、短期集中で試合経験を積むことを目的として2015年から始まりました。本年度は慶應義塾大学、法政大学、明治大学、立教大学、早稲田大学、國學院大学、拓殖大学、筑波大学、新潟大学の9大学に加え、五泉高校、北越高校、巻高校、関根学園高校、新潟高校、新潟西高校の6高校が参加し、計15校、5日間で24試合を行いました。
弊部は、4日間で五泉高校、拓殖大学、明治大学、早稲田大学、法政大学との5試合を行いました。初戦の五泉高校戦では、3回に先制に成功し、4回にさらに1点を追加すると、5回に打者一巡の猛攻を見せ、一挙5得点を追加します。投げては、先発の髙垣空逢(慶應湘南藤沢・商1)が6回をパーフェクトに抑え、大会規定により6回コールド、10-0で初戦を勝利で飾りました。
続く2日目には拓殖大学と明治大学と試合を行いました。拓殖大学戦は、初回に先制を許しますが、直後の2回に2点を奪い、逆転に成功します。しかし、4回に逆転され、2-3で敗戦いたしました。
明治大学戦は、2回に先制に成功すると、先発の内海優太郎(鎌倉学園・政2)は、出塁を許しながらも、5回までを1失点に抑える粘りの投球を見せます。しかし6回に3ラン本塁打を放たれ、逆転を許します。反撃及ばず、2-4で敗戦いたしました。
3日目の早稲田大学戦は、三条パール金属スタジアムに両校の応援部・応援指導部が集まり、行われました。初回に玉津優志(慶應湘南藤沢・商2)が適時打を放ち、先制に成功します。先発の沖村要(慶應・商2)は8回まで相手打線を無失点に抑える好投を見せます。その後は両校ともに走者を出しながらも、無失点に抑える展開が続きます。1点リードで迎えた9回、サヨナラ安打を許し、1-2で敗戦いたしました。
最終日の法政大学との試合は、6回終了時に相手に4点のリードを許す厳しい展開となります。なんとか反撃したい塾打線は7回、満塁の好機を作ると押し出し四球、谷口航大(慶應・経2)の犠飛などで1点差に詰め寄ると、なおも二死満塁の場面で森本亜裕夢(慶應・商2)が適時二塁打を放ち、5-4でサヨナラ勝利を収めました。
春季フレッシュトーナメントや日頃の練習で自信と経験を積んだ選手たちが、その成長を遺憾なく発揮できた大会になったと思います。この経験がさらに彼らにとっての財産となり、いよいよ始まる秋季リーグ戦でも活躍できる選手が輩出することを楽しみにしております。
また、今大会において、弊部から9名の選手・マネジャーが企画チームを務めました。企画チームとは、大会までの企画・準備、協賛獲得、広報、3球場の試合運営ならびに、地域貢献プログラムなどを行う、学生チームのことです。
企画チームが企画・考案した地域貢献プログラムでは、6校の高校との交流試合、新潟県の高校2校を対象としたオンライン野球教室、試合前見学ツアー、ストラックアウトを行いました。さらに筑波大学、法政大学、拓殖大学の3大学がエクスカーションを行いました。それぞれ、「笹団子作り」、「ブルーベリー収穫体験」、「蕎麦打ち体験」を体験し、新潟県の自然や郷土に触れる素晴らしい機会になったかと思います。
今大会では、昨年に引き続き早慶戦にて応援合戦を行うことができました。両校応援部のお力を借り、さらにそれをSNSで告知したことで、より広い範囲の方に興味を持っていただき、球場に足を運んでいただくきっかけになったのではないかと思います。球場の盛り上がりも一際でした。
さらに、今大会からBBQ交流会を行いました。慶應義塾大学、早稲田大学、明治大学、法政大学、拓殖大学、國學院大學の6大学が参加し、各大学1名ずつで編成された班ごとにBBQを楽しむことによって、普段交流のない他大学の選手と交流することができました。日頃の部活動の話で盛り上がる中で、お互いを身近に感じられる良い時間になったと思います。
このような実り多い大会にできたこと、そして今大会も無事に5日間の日程を終えることができたのは、株式会社丸富様を初め、ご協賛いただいた企業の皆様、新潟までご足労いただき大会を応援してくださった皆様など、今大会にご尽力いただきました多くの方々の支えだと感じております。
最後になりますが、この大会に携わっていただきました皆様に心より御礼申し上げます。
フレッシュチームをまとめあげた寳田裕椰主将
サマーリーグ通算7打数5安打の活躍を見せた石崎世龍
五泉高戦で、完全試合を達成した髙垣空逢
早稲田大戦で、8回3分のゼロを1失点で投げ抜いた沖村要
集合写真