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倶楽部報(2024年秋号)
北海道キャンプ報告
学生チーフコーチ 深松 結太(商学部4年 慶應高)
2024年09月13日

平素より多大なるご支援とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。
学生チーフコーチを務めております、深松結太と申します。
春季リーグ戦では、東京、法政、立教と、開幕からの3カードにおきましては「執念の野球」で勝ち点を獲得したものの、明治、宿敵・早稲田には4連敗を喫し優勝を逃すこととなりました。春季の雪辱を晴らすべく、今夏は「隙のないチーム」をテーマに掲げて練習に取り組んでまいりました。
今年度の夏季キャンプも例年通り、北海道で実施いたしました。8月4日から11日までを幕別町、12日から19日までを旭川市にて過ごし、どちらの地域の皆様にも歓迎を受け、素晴らしい環境下で練習に打ち込むことができました。
午前練習では守備練習と走塁練習に力を入れました。守備におきましては、一つ一つのプレーに「D1、D2、D3」とランク付けを行い、プレーの質を高めることに注力いたしました。また、走塁におきましては、他大学の高いレベルの投手から足を絡めた得点をするべく、ワンバンGOなど次の塁を狙うといった意識づけを、実践を用いて徹底的に行いました。
午後には、打撃練習を行い、0.4秒以内の真っ直ぐを強く、短く弾き返すことを意識した練習を徹底的に行いました。また、打撃練習においても守備と走塁をつけ、試合さながらの状況で行うことで、常に走攻守を意識することを心がけました。更にRapsodo設置による打球速度の可視化に加え、スイングのスピードと軌道も計測し、一人一人が課題と向き合いました。過ごしやすい気候の下、質の高い練習により、個人とチームの成長を実感しました。
オープン戦におきましては、昨年度と同様、「1打席の質」を意識しております。自身の1打席がチームに与える影響を考えることで、集中力が高い状態で打席に臨むことができるようになりました。また、全員がそういった共通認識を持つことで、さらにチーム全体の一体感が芽生えたと感じております。
また、今年度はAチームとBチームが入れ違いでキャンプを行ったため、1カ月以上チームが分かれた状態が続きました。各々がそれぞれの場所で、一心不乱に野球に打ち込んだ結果、一人一人に得るものがあったと感じております。Bチームの帰京後は、先ほどの共通認識を北海道キャンプに参加した選手だけでなく、部員全体で共有した状態で秋季リーグ戦の開幕に挑めるよう努めてまいります。
今回のキャンプでは、幕別町と旭川市に、球場施設の使用や、バスと乗用車などの交通手段の提供で多大なるご協力をいただきました。また、練習や試合に加え、野球教室を開催したほか、三田会の皆様に歓迎会を開催いただき、地域の方々と交流を深める機会に恵まれました。球場に駆けつけてくださった三田俱楽部員の方々からは激励のお言葉をいただき、改めて私たちが野球をすることの意味を感じました。繰り返しにはなりますが、今回の北海道キャンプも、三田倶楽部員の皆様のご協力があったからこそと感じております。心より感謝申し上げます。
最後になりますが、神宮球場の応援席には、野球部一同いつも背中を押していただいております。私たち野球部員は皆さんの想いと共に最後の最後まで戦い抜きます。是非、神宮球場で一緒に慶應のエンジョイベースボールを体現しましょう。応援のほどよろしくお願いいたします。
主将としてチームをまとめ上げた本間颯太朗
北海道キャンプに参加した投手ら
集合写真(幕別)
集合写真(旭川)