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倶楽部報(2024年春号)

プラハとハーレムでのベースボールウィークで日本優勝に貢献

2024年09月13日

第43回プラハベースボールウィークが7月6日から9日にチェコのプラハで、第31回ハーレムベースボールウィークが7月12日から19日にオランダのハーレムでそれぞれ開催され、日本は堀井哲也監督率いる侍ジャパン大学代表が参加、慶大からは外丸東眞投手(3年、前橋育英高)が出場し、優勝に貢献しました。

プラハベースボールウィークは9カ国が参加し、日本はグループ戦3戦全勝で決勝に進み、チャイニーズ・タイペイを破って優勝。ハーレムベースボールウィークは6カ国が参加し、総当たりのオープニングラウンド5勝全勝で決勝トーナメントに進み、準決勝でチャイニーズ・タイペイ、決勝でアメリカをそれぞれ破って優勝しました。日本は2大会で11試合全勝という、圧倒的な強さを見せました。

外丸投手はこのうち4試合で登板し、優勝に貢献。投球回数は5回2/3で、被安打8、奪三振4、失点3、無四球で、許した安打はいずれも単打か内野安打でした。プラハベースボールウィークでは、1試合に登板。グループ戦第3戦の対チェコ戦で7-2と5点リードの7回表、2番手として1イニングを投げて、三者凡退で無失点。試合は9-3で勝利しました。

ハーレムベースボールウィークでは、オープニングラウンドの3試合で登板。雨天順延による日程変更で初戦となった対アメリカ戦で、8-2とリードした5回裏から2番手で登板、6回二死後に3点を奪われたものの、試合は9-5で勝利。第4戦の対イタリア戦では、3-2と接戦の終盤、7回裏に4番手として登板し、8回裏に2安打を許したものの、2イニングを無失点に抑え、その間に日本は5点を奪って8-2で勝利。オープニングラウンド最終戦の第5戦、対オランダ戦では、5-1でリードの9回表に登板、被安打1で無失点に抑え、試合を締めくくりました。

(外丸東眞投手)
プラハとハーレムに行ってみて、日本と比べてとても涼しくてプレーしやすかったです。また、試合中に観客が歌い出したり、踊ったりしていてとても楽しかったです。一番印象に残っていることは、全勝で優勝できたこと。日本の野球が世界の中でもレベルが高いということを実感しました。大会を経て仲良くなった選手は、イタリア代表として参加し、4番打者として活躍したジェズ・カレラ選手。すべてのチームの宿泊施設が同じだったため、そこで話しかけられ、「流暢な英語」を駆使して仲良くなりました。大会を通して感じたことは、海外の選手のパワー。これには驚きました。これからは海外の選手のパワーにも負けないボールを投げたいと思います。

欧州2大会を全勝で優勝した侍ジャパン大学代表(最後列左から4人目が外丸東眞投手)
欧州2大会を全勝で優勝した侍ジャパン大学代表(最後列左から4人目が外丸東眞投手)

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