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倶楽部報(2023年秋号)
主将抱負
主将 廣瀬 隆太(商学部4年 慶應高)
2023年09月08日
三田倶楽部の皆様におかれましては、平素より多大なるご支援を賜り、誠にありがとうございます。
今年の春のリーグ戦は、感染症の収束により、3年ぶりの声出し応援が内野スタンドからできるようになり、いつもの東京六大学野球が帰ってきました。観客で溢れるスタンドとグラウンドが一体となって相手に向かっていくという感覚は選手にとって有意義な経験になったと同時に、本来の東京六大学の盛り上がりを再度実感することができました。また、世界的には戦争を行う国も存在する状況の中で、我々は多くの関係者の尽力によってリーグ戦を戦い抜くことができました。部員一同、関係者の方々に深く感謝しております。また、自分たちの姿が僅かながらも観てくださった方々にとって励みになれば幸いです。
二季ぶりの優勝を目指しましたが、力及ばず、結果は3位に終わりました。総括いたしますと、第一カードの法政大学戦、第二カードの明治大学戦を続けて勝ち点を落とし、苦しい状況になりましたが、残りの東京大学、立教大学、早稲田大学からは勝ち点を取り何とか3位になることができました。法政大学二回戦では、2点ビハインドで迎えた9回に3点を取り逆転するなど健闘したとともに、優勝校である明治大学にとって春季唯一の敗戦と引き分け校が慶應だったことから、優勝候補であった明治大学や法政大学にあとわずかに力及ばず非常に悔しいシーズンでした。東京大学戦、立教大学戦では勝ち点を奪取し、その後の宿敵・早稲田大学戦でも第三戦までもつれこみましたが何とか勝ち点を取りました。リーグ戦優勝こそ果たせませんでしたが、リーグ戦後半の3カード連続の勝ち点獲得は秋のシーズンに繋がるものだったと確信しております。ただし、先述した通り、明治大学、法政大学に勝ちきれなかったことは秋に向けての大きな課題となりました。
この夏、試合終盤で戦い抜く体力が足りなかったという反省を胸に、厳しいランニングや基礎練習に励んできました。キャンプや夏のオープン戦を経て、チームの更なる成長を感じています。この秋の目標は「リーグ戦優勝」「日本一」「早稲田に勝つ」です。我々は慶應義塾体育会野球部として、この3つの目標を必ず達成します。そう簡単なことではありませんが、春の経験を有効に活用し、最大限の努力をしてきました。今年のチームのスローガンである「Unleash the Spirit! -氣を解き放て!―」を掲げ、部員一丸となって精進します。また、リーグ戦を通じて、私たちのプレーが応援してくださる皆様に勇気と活力を与えられるよう、学生らしさを持って精一杯プレーしてまいります。
最後になりますが、今後も野球部への変わらぬご支援、ご協力のほど、宜しくお願いいたします。