バックナンバー

ホーム > バックナンバー > 2021年秋号 > 2021年秋号(主将抱負)

倶楽部報(2021年秋号)

主将抱負

主将 福井 章吾(環境情報学部4年 大阪桐蔭高)

2021年09月10日

主将 福井 章吾

三田倶楽部の皆様におかれましては、平素より多大なるご支援を賜り、誠にありがとうございます。

春季リーグ戦は、昨秋の悔しさを胸にチームスローガンである「繋勝」をチーム全員で体現し、3季ぶりのリーグ優勝を果たすことができました。また、その後行われた全日本選手権では34年ぶりとなる日本一を勝ち取り、日本の大学野球界で1番長い春を過ごすことが出来ました。決して野球部の力だけでの優勝ではなく、皆様の温かいご声援を力に戦えたことを部員一同感謝しております。

本年も新型コロナウイルスの影響を受け、リーグ戦期間中に有観客試合から無観客試合に、そしてまた有観客試合へと変更があるなど、非常にイレギュラーな開催となりました。応援の有無で試合中の緊張感やパフォーマンス発揮には大きな差があり、有観客で行われた試合はスタンドと一体となって戦えることができたと私自身感じております。

春季リーグ戦を総括させて頂くと、スタートダッシュはかなり厳しいものでした。開幕戦の法政戦では「ノーヒット・ワンラン」を記録されました。三田倶楽部の皆様を始め、多くの方に不安を与えてしまったことと思いますが、チームとして下を向くことはなく、翌日以降の試合へと選手の気持ちは向かっておりました。記録的な負けから8連勝を果たし優勝まで登り詰めたことは、チームにとって大きな自信となり、秋季リーグ戦にも活かしていきたいと思っております。そして、宿敵・早稲田とは1勝1敗と勝利を分け合う形となってしまいました。慶應野球部の使命は「リーグ優勝」「日本一」「早稲田に勝つこと」でありますが、今春は早稲田に勝ち越すことのみ果たすことができませんでした。この悔しさを忘れず、秋季リーグ戦こそは早稲田大学に2連勝できるよう、精進してまいる所存です。

秋季リーグ戦のチームとしての目標は「春秋連覇」、そしてその先に控えた明治神宮大会優勝を果たし「4冠」を成し遂げることであります。簡単なことでないことは私自身重々承知しておりますが、連覇・4冠の挑戦権を持っているからには偉業達成に全力で挑みたいと考えております。

新型コロナウイルスの影響を受け、なかなか思うようにいかない日々が続いておりますが、リーグ戦を通して皆様に勇気や元気を与えられるよう全力でプレーをしてまいります。

最後になりますが、今後も野球部への変わらぬご協力、ご支援の程、宜しくお願い致します。

^