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東京六大学野球連盟結成100周年記念試合

2025年11月29日

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
チームWEST 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1
チームEAST 1 1 0 0 2 0 0 0 x 4
 
100周年の重みかみしめ、塾野球部からは8選手が出場

東京六大学野球連盟の結成100周年を祝う記念試合が29日、約8000人の観衆を集めて神宮球場で行われた。

6校の主力選手らが出身高校で東西に分かれて(但し、監督と捕手はこの限りではない)対戦し、チームEastが4-1でチームWestに勝利した。

Eastは青緑色、Westは黄金色のユニホームに母校のストッキングを履いてプレー。East監督は小宮山悟氏(早大監督)、コーチに堀井哲也氏(慶大監督)と木村泰雄氏(立大監督)。West監督は戸塚俊美氏(明大監督)、コーチに大久保裕氏(東大監督)と大島公一氏(法大監督)らが、Eastが一塁側、Westは三塁側に陣取り、指揮を執った。

試合は、2-1と1点差に迫られたEastが5回裏、3番・松下歩叶(法大4年、桐蔭学園)の左翼席への2点本塁打で突き放し、そのまま逃げ切った。

塾野球部からは、Eastから外丸東眞(4年、前橋育英)、水野敬太(2年、札幌南)、渡辺憩(2年、慶應)、八木陽(2年、慶應)、今津慶介(3年、旭川東)の5人、Westから渡辺和大(3年、高松商)、吉開鉄朗(3年、慶應)、林純司(2年、報徳学園)の3人、計8選手が出場を果たし、学生コーチとして金岡優仁(4年、慶應)もベンチに入った。また、歴史的な今試合の場内放送は、リーグ戦でも数多くの試合で美声を響かせてきた、副務・田村早絵(4年、慶應NY学院)が担当した。

Eastの外丸は2回に2番手として登板。2死から連打で一、三塁のピンチを招いたが、Westの林純を一邪飛に打ち取り、1イニングを無失点。普段のリーグ戦ではありえない同校同士の対決にスタンドも沸いた。

Westの渡辺和は6番手で6回のマウンドに。Eastの八木を遊ゴロに仕留めたが、続く今津に中前安打を許した。しかし、盗塁を仕掛けた今津が飛び出して一、二塁間で挟まれタッチアウト。事なきを得た。走塁ミスをした今津だったが、9回の守備で好捕を見せた。2死二塁の場面で、右翼頭上を襲う大きな当たり。これをフェンスにぶつかりながらもボールを離さず、がっちりキャッチ。ウイニングボールを手にした。

Westの吉開は6回、代打で登場。中堅手左を抜く二塁打を放って、気を吐いた。Eastの水野は7回、7番手で登場。3人を空振り三振、三直、空振り三振と好救援。Eastの5番として先発出場を果たした渡辺憩は、1打席1三振に終わった。

また、この歴史的記念試合の球審を務めたのは、審判員歴29年の鈴木隆行氏(平成11年卒、浜松北)、公式記録員は、今年で16年目を迎えた奥村昭雄氏(昭和55年卒、慶應)であった。

 

  落ち着いた投球で無失点に抑えた外丸

 

 

今津‎慶介

好守備で神宮球場を沸かせた今津

 

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