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令和七年度春季リーグ戦 対早稲田大学二回戦の結果

2025年06月01日

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
慶應義塾 0 0 1 2 0 0 2 0 0 5
早稲田大 1 0 4 0 0 0 0 1 x 6
 
宿敵・早稲田に惜敗 悔しさ胸に秋へ挑む

早稲田から勝ち点を奪うべく何としても勝利したい、対早大二回戦。

伝統の一戦には29,000人もの観客が集まり、球場は熱気に満ちていた。

1回裏、二塁打などで一死三塁とされると、失策の間に1点を先制される。

しかし3回表、一死から吉開がレフトフェンス直撃の二塁打を放ち、一死二塁の好機を作ると、続く先発・沖村に適時二塁打が飛び出し、同点に追いつく。

流れを掴みたい塾野球部だったが、その裏、右前安打や2つの四球などで二死満塁の窮地を招くと、続く打者に痛恨の満塁弾を浴び、一挙4失点を喫する。

このままでは終われない塾打線は4回表、中塚、今泉の連打などで一死一、三塁の好機を作ると、林純の適時打で1点を返す。なおも二死一、二塁から代打・森村が三遊間を破る適時打を放ち、さらに1点を加える。

6回裏、先頭に出塁を許すも、今季初めてスタメンに抜擢された捕手・吉開の強肩が光り、盗塁刺に仕留めると、渡辺和が無失点の好投を見せ、攻撃に向け流れを作る。

すると7回表、四球や左前安打などで二死一、二塁とすると、4番・中塚が放った打球は左中間を抜ける同点の適時二塁打に。2点を奪い、試合を振り出しに戻す。

しかし8回裏、二塁打や四球などで一死一、二塁とされると、失策の間に1点を追加され、勝ち越しを許す。

投手陣の粘投に応えたい打線は9回表、先頭・今津が四球を選び出塁する。申告敬遠と死球などで二死満塁とするも、後が一飛に倒れ、5-6で敗戦した。

この試合の3日後の6月4日に優勝決定戦が行われ、早稲田が明治を6-5で下して、3季連続49度目の優勝を決めた。塾野球部は、5勝7敗2分け、勝ち点2の5位。

今季リーグ戦は苦しい試合も多くあったが、執念を見せる接戦を数多く繰り広げることができた。最後まで諦めずに戦い抜き、全力でプレーする選手の姿は、東京六大学連盟100周年という節目に相応しいものだった。この悔しさと粘り強さを胸に、秋季リーグ戦では必ず優勝できるよう、部員一同精進していきたい。

(3年・マネジャー・藤井綾乃)

 

 7回表、同点の適時二塁打を放った中塚遥翔

 

【慶 大】
(二)右 今津 1 0 0 1 4 0
代走 丸田 0 0 0 0 0 0
(左) 小原 3 1 0 0 0 0
渡辺和 1 0 0 1 0 0
代打 坪田 1 0 0 0 0 0
(中) 常松 5 1 0 0 0 0
(一)左一 中塚 4 2 2 2 1 0
代走 福井直 0 0 0 0 0 0
(三) 今泉 4 1 0 2 0 0
代打 吉野 0 0 0 0 1 0
(右) 吉田 1 0 0 1 0 1
右左 横地 4 0 0 1 0 0
(遊) 林純 4 1 1 1 0 2
(捕) 吉開 4 2 0 1 0 0
(投) 沖村 1 1 1 0 0 0
小川琳 0 0 0 0 0 0
打一 森村 2 1 1 1 0 0
上田 1 0 0 1 0 0
36 10 5 12 6 3
               
【早 大】
(中) 尾瀬 4 2 0 0 0 0
(遊) 渋谷 3 0 0 0 0 0
(二) 小澤 3 1 0 1 1 0
(左) 寺尾 3 1 0 2 1 0
松江 0 0 0 0 0 0
(一) 前田健 4 2 4 1 0 0
代走 山口力 0 0 0 0 0 0
岡西 0 0 0 0 0 0
(三) 田村 3 1 0 1 1 0
(右) 石郷岡 4 1 0 1 0 0
(捕) 吉田瑞 3 0 0 1 1 0
(投) 宮城 2 0 0 1 1 0
田和 1 0 0 0 0 0
伊藤樹 0 0 0 0 0 0
30 8 4 8 5 0

 

【慶 大】 球数
沖村 2 2/3 58 14 4 1 2 4
小川琳 0 1/3 7 1 0 1 0 0
渡辺和 5 95 21 4 6 3 0
8 160 36 8 8 5 4
               
【早 大】 球数
宮城 6 2/3 115 31 9 10 3 5
田和 2 24 9 1 2 2 0
伊藤樹 0 1/3 7 2 0 0 1 0
9 146 42 10 12 6 5

 

▽本塁打 前田健
▽三塁打 
▽二塁打 吉開、沖村、中塚、尾瀬、田村、前田健
▽三振 慶12  早8
▽四球 慶6  早5
▽犠打 慶0  早1
▽盗塁 慶1  早1
▽失策 慶3  早0
▽併殺 慶1  早1

 

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