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第70回全日本大学野球選手権記念大会 決勝 対福井工業大学戦の結果

2021年06月13日

  1 2 3 4 5 6 7 8 9
 慶應義塾 2 0 0 3 1 2 0 0 5 13
 福井工業大 0 0 0 2 0 0 0 0 2

投打で圧倒し快勝 34年ぶり4回目の全日本選手権制覇を達成

勝てば悲願の日本一が決まる、決勝・対福井工業大戦。

初回、二死から敵失で出塁すると、四番・正木がバックスクリーン右に2戦連続となる本塁打を放ち、幸先よく2点を先制する。

先発マウンドに上がったのは、リーグ戦から好投を続ける増居。テンポの良い投球で、相手の反撃を許さない。

4回表、先頭・北村が二塁打を放つなど、一死三塁とすると、橋本典の犠飛で1点を追加する。なおも、朝日の二塁打などで二死二、三塁とすると、廣瀬の内野安打と敵失の間にさらに2点を奪い、リードを5点に広げる。

さらに5回表、右前安打、中前安打などで一死一、三塁とすると、再び橋本典が犠飛を放ち1点を追加する。

しかしその裏、一死から四球を許すと、適時二塁打を浴び1点を返される。なおも、二死三塁から適時打を浴び、この回2点を奪われる。

福井工業大に流れが傾きかけた6回表、中前安打、四球などで二死一、二塁の好機を作る。何としても得点し流れを引き寄せたい大事な場面で打席に立ったのは、昨日から打撃絶好調の正木。スタンドの期待に応え、見事に適時打を放ち1点を追加する。なおも、北村の猛打賞となる適時打でさらに1点を加え、完全に試合を塾野球部ペースとする。

7回裏には、生井が今大会初登板を果たすと、最速149km/hの直球で相手をねじ伏せ、反撃の隙を与えない。

日本一が目前に迫る最終回、好調の塾打線が再び火を吹く。新美の二塁打と2つの四球などで二死満塁とすると、渡部遼の適時打で2点を追加する。なおも、二死一、三塁から、下山がライトへの3点本塁打を放ち、試合を決定づける。

9回裏、今春クローザーとして活躍する橋本達がマウンドに上がる。鬼気迫る投球で相手に打球を前に飛ばさせることなく、圧巻の三者連続三振に仕留め、13-2で勝利した。

日本一が決定した瞬間、選手たちは一斉にマウンドに駆け寄り喜びを分かち合った。

また、最高殊勲選手賞に正木、最優秀投手賞は2勝を挙げた増居、首位打者賞には打率.563を記録した渡部遼が選出された。

コロナ禍という特別な状況下で、部員165人全員の力で掴み取った日本一。しかし、これもチームにとっては通過点に過ぎない。次なる目標である秋季リーグ戦優勝、明治神宮大会連覇に向け、更なる高みを目指していきたい。

(2年・マネージャー T.H)

 

マウンドに駆け寄り優勝を喜ぶ選手たち

 

【慶 大】
(二) 廣瀬 4 2 1 0 2 0
(中) 渡部遼 6 2 2 0 0 0
(三) 下山 4 1 3 0 2 0
(一) 正木 5 3 3 0 1 0
(指) 北村 5 3 1 0 0 0
(捕) 福井 3 2 0 0 1 0
(右) 橋本典 3 0 2 0 0 0
(左) 新美 4 1 0 0 1 0
(遊) 朝日 4 1 0 0 1 0
38 15 12 0 8 0
             
【福井工業大】
(中) 佐藤 4 1 1 0 0 0
(右) 木村 4 0 0 2 0 0
(指) 長峯 3 1 1 0 1 0
(一) 尾堂 4 1 0 1 0 0
(左) 田中 1 0 0 0 1 0
桑山 2 0 0 0 0 0
(三)二 南準 2 0 0 0 1 2
代打 1 0 0 1 0 0
(二) 井元 2 0 0 2 0 0
打三 田渕 1 0 0 0 0 0
代打 川口 1 0 0 1 0 0
(遊) 伊藤 3 0 0 0 0 0
代打 茂森 1 0 0 1 0 0
(捕) 御簗 1 0 0 0 0 0
打捕 安田 0 0 0 0 2 0
30 3 2 8 5 2

 

【慶 大】 球数
増居 6 104 25 3 4 4 2
生井 2 38 7 0 1 1 0
橋本達 1 15 3 0 3 0 0
9 157 35 3 8 5 2
               
【福井工業大】 球数
南大 3 1/3 49 15 4 0 1 1
祝原 0 1/3 11 3 1 0 1 1
立石 2 1/3 63 16 7 0 2 3
3 64 15 3 0 4 5
9 187 49 15 0 8 10

 

▽本塁打 正木、下山
▽三塁打 
▽二塁打 佐藤、北村、朝日、新美
▽三振 慶0  福8
▽四球 慶8  福5
▽犠打 慶3  福0
▽盗塁 慶0  福0
▽失策 慶0  福2
▽併殺 慶0  福2

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