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倶楽部報(2022年秋号)

第30回ハーレムベースボールウィークに参加

主務 服部 昂祐(文学部4年 東京都市大付属高)

2022年09月16日

学生スタッフ 荒井 悠希

7月8日から15日にかけてオランダにて開催された「第30回ハーレムベースボールウィーク」に弊部から橋本達弥投手(長田・環4)、廣瀬隆太内野手(慶應・商3)、萩尾匡也外野手(文徳・環4)、服部の4人が参加いたしました。

日本代表は初戦のキュラソー戦で競り勝つと、オープニングラウンドを全勝で1位通過します。準決勝は同ラウンド4位のオランダと対戦しました。ノーヒットノーランまであと1人のところまで迫りましたが、最終盤に逆転を許すと敗戦し、3位決定戦に駒を進めました。

迎えた3位決定戦の相手はアメリカ。序盤に5点を失うと、その後、無死満塁のチャンスを作って反撃に転じたものの、萩尾の犠飛による1点のみに終わり、敗戦。決勝トーナメントで連敗を喫した日本は4位で大会を終えました。

オランダは夏でも涼しく、暑い日でもカラッとした空気であったため、大変過ごしやすかったです。六大学の選手とは距離が縮まったと感じていて、意外な一面も知ることができて楽しかったです。また、球場のDJがプレーの合間に音楽をかけたり、観客に声がけを促したり、とても自由な雰囲気でした。投手がイニング途中で降板する際に決まって流れる音楽があり、それに合わせて観客が腕を前に伸ばしたまま立ったり座ったりするご当地の応援が一番新鮮でした。

日本では事前に全て確定させてから大会に臨みますが、国際大会は不確定な部分が多いため、柔軟に対応する力が求められ、そこをかなり鍛えられました。また、国によって文化も異なり、日本の常識は世界の常識ではないのだと感じました。とても刺激的な良い機会になりました。

■橋本投手
オランダの観客と一体になって試合を楽しむ雰囲気が最高でした。この大会を通じて自分の力不足を痛感したので、モチベーションが上がりました。

■廣瀬内野手
海外の選手たちの野球はすごく自由で日本の文化との違いを感じました。そして、アメリカの選手たちのポテンシャルの高さに驚かされました。世界の選手たちと試合をしてみて、世界のレベルの高さを痛感し、もっと自分も頑張らなくてはならないと刺激をもらいました。

■萩尾外野手
試合の中で一番印象に残っているのはオランダ戦の初ヒットです。なかなかヒットが出ず、かなり苦しんでいる中でタイムリーという形で結果が出てとても嬉しかったです。国際大会のコンディショニングの難しさを感じました。しかし、海外の方々の球場での盛り上がりなどで試合は楽しく、いい緊張感で臨めました。

《3選手の戦績》 ※全7試合(いずれも7イニング制)
橋本投手 2試合、1回2/3、打者8、被安打2、奪三振3、与四死球1、自責点0
 第2戦、対アメリカ戦、0−0の6回二死一塁から3番手で登板、四球、一塁ゴロ。7回、空振り三振の後、中前打と右前打を打たれ、降板
 第3戦、対キューバ戦、4−3で1点リードの7回(最終回)に登板、空振り三振、空振り三振、三塁ゴロの三者凡退に抑え、セーブを記録
廣瀬内野手 4試合、13打数、4安打、1打点、3三振、1四死球、0失策
 第1戦、対キュラソー戦、3番一塁手で先発出場し、3回二死から中前打、5回一死から右前打
 第2戦、対アメリカ戦、3番一塁手で先発出場
 第4戦、対イタリア戦、5番指名打者で先発出場、6回一死一塁から中前打でこの回4得点に繋げる。7回一死一塁二塁から中前打で6点目を挙げる
 3位決定戦、対アメリカ戦は4番指名打者で先発出場
萩尾外野手 6試合、13打数、1安打、2打点、6三振、0四死球、0失策
 第1戦、対キュラソー戦、4番中堅手で先発出場
 第2戦、対アメリカ戦、4番左翼手で先発出場
 第3戦、対キューバ戦、代走で出場
 第4戦、対イタリア戦、代打で出場
 第5戦、対オランダ戦、5番中堅手で先発出場、初回に2点先制後、一死三塁で左前適時打、3点目を挙げる
 3位決定戦、対アメリカ戦、2番左翼手で先発出場、3回一死満塁で右翼に犠飛、1点を返す

詳細は、「野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト」で

(左から)服部昂祐主務、橋本達弥投手、廣瀬隆太内野手、萩尾匡也外野手
(左から)服部昂祐主務、橋本達弥投手、廣瀬隆太内野手、萩尾匡也外野手

橋本達弥投手
橋本達弥投手

廣瀬隆太内野手
廣瀬隆太内野手

萩尾匡也外野手
萩尾匡也外野手

服部昂祐主務
服部昂祐主務

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