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倶楽部報(2022年春号)

春季リーグ戦に向けて

野球部監督 堀井 哲也(昭和59年卒 韮山高)

2022年04月08日

野球部監督 堀井 哲也

三田倶楽部の皆様には物心両面で、日頃からひとかたならぬご支援をいただいており、この場をお借りして心から御礼申し上げます。特にこの2年間のコロナ禍におきましては、社会活動に大きな制限があるにもかかわらず、学生達が体育会活動を出来ているのも、関係者のご尽力の賜と心から感謝する次第です。

昨シーズンをもって、3年間助監督を務めてくれた竹内大助(平成25年卒・中京大中京)が社業に戻り、今年から中根慎一郎(平成19年卒・中京大中京)が助監督に就任してくださいました。本人の決断もさることながら、三菱重工の三田倶楽部員のご尽力がなければなし得ない人事でした。

また、上田誠(昭和56年卒・湘南)、北倉克憲(昭和59年卒・慶應)、長門功(令和3年卒・札幌一)のコーチ陣に加え、新たに根岸弘(平成10年卒・慶應)がコーチに就任し、それぞれ仕事や生活の合間を縫って指導にあたってくださってます。委員長・志村亮(平成1年卒・桐蔭学園)、副委員長・印出順彦(平成5年卒・土浦日大)を中心とした技術委員と共に、チームとして大きな戦力となっております。加えて、江藤省三(昭和41年卒・中京商)、広野功(昭和41年卒・徳島商)先輩を始めとして、多くのNPB、社会人野球OBもグランドに脚を運んでくださっており、技術、精神面のアドバイスにより非常に刺激を受けております。

また、今年から夜間照明が完成し、夜8時迄の練習が可能となりました。ダッグアウトの拡張、ウエイトルームの充実、さらには食材を含めた食事の管理、栄養指導も含めた補食の充実など部員が勉学と野球に集中出来るように、引き続きソフト、ハードの両面で三田倶楽部と連携をとりながら環境整備を行なっていきたいと思います。

新チームは主将・下山悠介(慶應・商4)、主務・服部昂祐(東京都市大付属・文4)、チームスタッフ・五十嵐孝起(慶應湘南藤沢・環4)を中心にスタートしました。神宮大会決勝戦でチーム全体が息切れした経験から、新チームの重点課題は体力と気力に絞り、12月は投手は走り込みと投げ込み、野手は基本の徹底に取り組んで参りました。年明けは1月8日からスタートしましたが、部員が新型コロナウイルス感染症に罹患したため、全体練習を休止し、2月8日から再開しました。この間、ストレングスコーチ、トレーナー陣の協力により、個々でかなりの身体づくりが出来たようです。そのため、全体練習後は白波リーグ遠征、館山ベースボールフェスタ遠征も含めて6勤1休というハードスケジュールでしたが、ほとんど故障者も出ず仕上げる事が出来ました。

投手陣は増居翔太(彦根東・総4)、橋本達弥(長田・環4)の左右両輪が軸となります。加えて、渡部淳一(慶應・政4)、生井惇己(慶應・総4)、小林綾(松本深志・環4)のリーグ戦経験者が続きます。宮野凜太郎(慶應・商4)、中村公祐(市川・商4)、田中智貴(慶應・法4)の4年生も非常に力がついてきました。3年生以下は森下祐樹(米子東・総3)、谷村然(桐光学園・環3)、梶谷直史(慶應湘南藤沢・商3)、浮橋幸太(富岡西・総2)、白木英稔(慶應・商2)、阿蘇瑠河(慶應・法2)、福住勇志(慶應・商2)、和気陸人(徳島県立城南・経2)などが一冬越えて逞しくなってきました。捕手は宮崎恭輔(國學院久我山・環3)、善波力(慶應・商3)、本間颯太朗(慶應・総2)の3人で直前まで競争し、適性を見極める事になります。続くは坂本優斗(豊田西・商3)、永田大貴(岐阜北・商3)です。

内野は古川智也(広島新庄・環4)、廣瀬隆太(慶應・商3)、下山悠介、朝日晴人(彦根東・環4)、外野は萩尾匡也(文徳・環4)、宮尾将(慶應・商4)、山本晃大(浦和学院・総4)のいずれもリーグ戦経験者で固まりそうです。控えには内野は奥村拓馬(慶應・商4)、髙山起(松本深志・総4)、栗林泰三(桐蔭学園・環3)、小川尚人(三重・環3)、清原正吾(慶應・商2)、水鳥遥貴(慶應・商2)、斎藤快太(県立前橋・商2)、古野幹(岸和田・理2)、外野は吉川海斗(慶應・法3)、齋藤來音(静岡・環3)、関展里(慶應・商3)、日置南智(岐阜・総2)などが横一線で続き層は厚くなっております。また、北村謙介(東筑・総4)、文元洸成(智辨和歌山・環4)、青木大周(慶應志木・政4)、平冨雅哉(宇土・環3)、村上真一朗(城北・商3)などの代打の切り札とチーム一のパワーヒッター・佐藤一朗(慶應・商3)や同じくチーム一の俊足・橋本駿(巣鴨・経3)など一芸に秀でている選手も絡めていきたいと思います。

今年も新たな気持ちで挑戦者として5大学に立ち向かい、チーム一丸となった溌剌としたプレーで神宮球場を駆けめぐりたいと思います。

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