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倶楽部報(2015年春号)
技術員の眼
2015年04月14日
石垣島キャンプ、第二クールの3日間、技術委員として参加してきました。第一クールは天候が不順であったものの、温暖な気候と充実した施設の恩恵を受け、野手陣は連日の打ち込み、投手陣は基礎トレーニングと投球練習を十分に消化できたとのこと。第二クールでは、全体的に曇り空ながら雨に祟られることもなく、午前はメイン球場においてシートノック、投内連携、走者を置いてのケースノック、バントゲームといった実戦に備えたチームディフェンス中心の練習を行い、午後は投手、野手がそれぞれフリー打撃での登板や特打、特守を敢行し、個々の目標を念頭に置いて、質・量ともに高い意識を持って、技術面、体力面での向上を追求して練習を重ねていました。
野手陣ではリーグ戦での経験・実績が豊富な主将の横尾(4年・日大三高)、副将の山本(泰)(4年・慶應高)、谷田(4年・慶應高)の充実ぶりが目に付きました。三名とも第二クール最終日の紅白戦では選球も良く快打を披露し、スイングの力強さや切れ味を見るに順調に仕上がっている印象を受けました。下級生では、将来の主軸として素質十分な岩見(2年・比叡山高)が持ち前のパワーをアピールしていました。
一方、投手陣は主戦の加藤(3年・慶應高)の仕上がりが順調で、紅白戦では速球、変化球ともに低めによく制球され、ストライク先行の安定した投球を見せていました。特にスプリット系の縦に落ちる球が有効で、決め球として大きな武器になると感じました。三宮(4年・慶應高)、加嶋(4年・慶應志木高)、小原(3年・花巻東高)の左腕トリオも故障もなく順調に投球出来ているので、今後しっかりと調整し、リーグ戦をいい状態で迎えて欲しいと思います。新1年生で唯一参加した原田(匠)(1年・慶應高)もブルペンで腕の振りの良い投球を見せており、今後の成長が楽しみです。
(技術委員 大川広誉 平成7年卒 光陵高)