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倶楽部報(2023年春号)

第39回六球会野球大会

六球会慶應幹事 小西 孝彦(昭和42年卒 熊本高)

2023年04月07日

2022年12月5日(月)早稲田大学・安部球場にて対抗戦三試合が行われた。
第一試合:東京大学11-3立教大学、第二試合:法政大学9×-1慶應義塾大学、第三試合:明治大学4-2早稲田大学、第八巡目四試合が終了し、明治の三勝一敗に続き慶應、早稲田、法政、東京が二勝二敗で並び混戦状態、立教が一勝三敗で出遅れている。今秋の最終戦次第では五校に優勝の可能性が残されており、最終戦の必勝で優勝への望みをつなぎたい。

神宮球場改修工事のため日程調整ができず、早稲田大学の好意で安部球場を使用して行うこととなった。 2021年までエースとして安定した投球をしていた吉田正敏選手(昭和43年豊多摩高)が2022年11月に急逝、それに加え投手で好投していた小綿重雄選手(昭和54年盛岡三高)、打棒を振るった山下大輔選手(昭和49年清水東高)や門馬弘幸選手(昭和54年戸山高)らが体調の不調や仕事の関係で参加できず、一時は陣容が組めず不戦敗の覚悟をせねばならなかったのだが、この窮状を察したかのように初出場の選手たちが参加の声を上げてくれた。その面々は、望月敏選手(昭和49年甲府一高)、野尻富太郎選手(昭和58年芝高)、瀧口斉選手(昭和58年松山東高)、堀内学選手(昭和59年慶應高)ら救世主の四人と、連続出場している中川啓選手(昭和42年慶應高)、島村聖選手(昭和44年土佐高)、島村精介選手(昭和44年桐蔭高)、増山治一郎選手(昭和46年慶應志木高)、安田清紀選手(昭和51年湘南高)、國岡久資選手(昭和55年土佐高)、渡辺光知選手(昭和56年慶應高)、渡辺昭一郎選手(昭和58年安房高)らの出場経験者を含め十二名にて布陣を組み、何とか法政大学と対峙することができた。

試合結果は、急造の投手陣の準備不足が影響、制球が整わず、被安打四本に抑えながらも押し出し四球での四点に加え、満塁のピンチでのタイムリーエラーとタイムリーヒットなどで大量九点を献上、還暦野球で活躍中の選手を中心にした法政大学に出鼻をくじかれ、最後まで圧倒されたゲーム展開となった。何とか反撃を試みたが、國岡選手のタイムリー二塁打で一点返したのみの屈辱の敗戦となった。コロナ禍、事前練習の機会が設けられず参加した選手たちの力を十分に発揮させられなかったなど、準備不足が敗戦の要因。次回はこのような屈辱を味わうことがないよう今秋の立教大学戦に向かって準備していきたい。

優秀選手は三打数二安打一打点と活躍、右翼越えの二塁打を放ち、唯一の得点をもたらした國岡選手が選ばれ表彰された。通算でも五打数四安打と活躍中、次回も期待したい。

今年度は、昭和60年卒三田倶楽部員が新しく六球会メンバーの対象となるので、世話人の南浩一氏に助けを借りて六球会メンバーにこぞって登録してもらい、野球大会にも出場することで新陣容の一角を担い、前回の屈辱を晴らせる原動力になってもらいたいと思っている。今秋は、神宮球場での開催を計画中なので、思い出のグランドでのプレイを楽しむ機会としてもらいたい。

六球会の行事は野球大会に加え、春は五月と秋は十月の第二水曜日ゴルフ大会を開催している。慶大からは毎回十名前後のメンバーが参加、六大学の対抗戦の常勝軍団であり五十名前後のコンペではあるが、個人戦でも塾参加者が優勝をはじめ上位を占め活躍している。
しかしながら出場者平均年齢が後期高齢者の年齢を超えている状態なので若返りが急務となっている。参加希望の場合、六球会各学年世話人に照会、申し込みください。


当日の参加者で集合写真


初参加者と若手グループにて(左から渡辺光知、野尻富太郎〔初〕、堀内学〔初〕、渡辺昭一郎、瀧口斉〔初〕)

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