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倶楽部報(2018年度春優勝特別号)

インタビュー(優勝への軌跡 大久保監督に訊く)

野球部監督 大久保 秀昭(平成4年卒 桐蔭学園高)

2018年06月13日

野球部監督 大久保 秀昭

昨秋に新チームに移行して以降、チームを牽引する4年生には、まとまりを生み出していくことが大事であることを、繰り返し伝えてきました。他校に戦力的に勝らなくとも、4年生がまとまることでその壁を越えられれば2季連続の優勝も不可能ではないと。中心には、主将の河合、主務の小林、チーフコーチの泉名と大久保が立ち、仲間を超えて「家族」になるぐらいの気持ちで頑張っていこうということを伝えました。チームスローガンにある「超越、独創、敬意~I GOT ”FAMILY”~」には、そのような想いが込められています。4年生のリーダーシップもあって、普段の練習から学校生活、私生活まで体育会の模範生として振る舞うということについても、浸透していきました。

リーグ戦に向けて、選手達には数値目標を伝えました。防御率を2点以下にすること、平均打率を2割8分5厘にすること、ベストナインに4名出すこと。これらができれば、優勝にも手が届く可能性が高まるぞと伝えて鼓舞しました。選手たちは、防御率2点以下を「U2」と文字って、キーワードとしていく中で、その気持ちが浸透していきました。試合の結果は、山場である立教戦と明治戦で勝ち点を獲ったことで優勝に大きく近づき、早慶戦を待たずに優勝が決まりました。リーグ戦を通じて、4年生を中心にまとまったチームとなりましたが、勝ってまとまったのではなく、まとまって勝った、というのが実態を表していると思います。まとまる中で生み出される、最後まで諦めない気持ちやスタンドでもしっかり応援する姿勢が、幾たびもの接戦をものにした原動力になったのだと考えています。

この後、全日本大学選手権が控えていますが、そこでも、全力を尽くして頂点を目指していきたいと思います。

最後になりますが、引き続きのご支援をどうぞよろしくお願い致します。

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