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倶楽部報(2017年号外)

7季ぶり35度目のリーグ優勝

庄司 信明(昭和59年卒 九段高)

2017年11月10日

早慶2回戦が十月三十日、神宮球場で約一万人の観衆を集めて行われ、慶應が7―2で早稲田を破り、7季ぶり35度目の優勝を決めた。勝ち点4で明治と並んだものの、勝率で上回った。大久保監督は就任3年目で初のリーグ制覇。「苦しい3年間だったが、選手たちがしっかりついてきてくれて、いい戦いができた」と声を詰まらせた。

1―1で迎えた6回裏。1死一、二塁から清水翔が左中間を破る適時2点三塁打を放って勝ち越し。1点差に迫られた8回裏は、柳町、岩見の連続安打と清水翔の四球で無死満塁。ここで倉田が右前へ2点適時打を放ち、早稲田を突き放す。三塁側の慶應応援席は、優勝を確信したかのような大騒ぎ。ネット裏に陣取っていた野球部OBやその関係者たちまでも、立ち上がって肩を組み、「若き血」を熱唱した。

結局この回は5安打を集める打者一巡の猛攻で計4点を奪い、完全に早稲田の息の根を止めた。

三塁側ベンチ前で行われた優勝インタビュー。大久保監督は「春もあと一つという所で優勝を阻止されましたので、選手たちと一緒に『春を超えるぞ』という思いで夏を乗り切りました。ただ、東大さんに負け、法政さんに勝ち点を落とす苦しい展開だったんですけど、一つも負けられないという状況の中から6連勝したというのは、本当に選手たちが超えてくれたと、成長してくれたと思っております」と感慨深げに話した。

選手に胴上げされる大久保監督
選手に胴上げされる大久保監督

確かに、東大に敗れて最悪のスタートとなった秋のリーグ戦。さらに続く法政戦で勝ち点を落としたが、ここから6連勝。明治戦では、ルーキー左腕の佐藤の活躍などでともに1点差の勝利。圧巻だったのは立教1回戦。9回2死一塁から、河合の同点打で追いつき、延長戦を制した。これで完全に勢いに乗った。

通算歴代3位の21本塁打を放った岩見、4割8分で首位打者を獲得した清水翔らを中心とした攻撃陣もさることながら、絶対的なエースの不在の中で、高橋亮、津留𥔎、石井雄ら下級生投手陣がフル回転。関根、佐藤の1年生コンビも優勝への原動力となった。

早慶1回戦で好投した関根が言う。「法政に負けてもこのチームは段々強くなっていった。これからもどんどん強くなっていきます」。この日、台風22号が去り、木枯らし1号が神宮球場にも吹き荒れた。春から続いた私たちの鬱憤もすべて吹き飛ばし、雲ひとつない秋晴れの空に、「丘の上」が高らかに響き渡った。

優勝決定試合前の記念写真
優勝決定試合前の記念写真


2017年秋季リーグ戦 戦績
試合日 対戦相手 勝敗 スコア 責任投手 打数 安打
9/16(土) 東大① 2月5日 高橋佑 34 8
9/18(月) 東大② 4月1日 高橋亮 28 8
9/19(火) 東大③ 10月13日 津留崎 35 13
9/23(土) 法大① 0-8 高橋亮 32 7
9/24(日) 法大② 3月3日 30 7
9/25(月) 法大③ 9月5日 佐藤 33 10
9/26(火) 法大④ 6月7日 石井 36 10
10/7(土) 明大① 5月4日 石井 40 11
10/8(日) 明大② 2月1日 佐藤 29 9
10/14(土) 立大① 8月7日 関根 47 16
10/17(火) 立大② 7月2日 関根 26 7
10/28(土) 早大① 2月1日 関根 31 4
10/30(月) 早大② 7月2日 佐藤 32 8
3試合9勝3敗1分  勝点4  勝率 .750
チーム防御率 3.45  チーム打率 .273
最優秀防御率:佐藤(防御率 1.03) 首位打者:清水翔(打率 .480)
ベストナイン 一塁手:清水翔、外野手:岩見
東京六大学野球 2017年秋季リーグ戦勝敗表
  試合 勝利 敗戦 引分 勝点 勝率
慶 大 --- ○○ ●△○● ○○ ○○ ●○○ 13 9 3 1 4 .750
明 大 ●● --- ○○ ○○ ○●○ ○○ 11 8 3 0 4 .727
法 大 ○△●○ ●● --- ○△●○ ○○ ●● 14 6 6 2 3 .500
立 大 ●● ●● ●△○● --- ○○ ○○ 12 5 6 1 2 .455
早 大 ●● ●○● ●● ●● --- ○○ 11 3 8 0 1 .273
東 大 ○●● ●● ○○ ●● ●● --- 11 3 8 0 1 .273
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